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成長が止まらない 2016年2月17日(ruangrupa)
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    おはようございなす。
    旅する39歳、Art Center Ongoingの小川です。

    知ってると思うけど実はまだなんだよね、インドネシア。オルタナ大陸、でかすぎですわ。

    ではいってみよ!

    さていよいよ本日はジャカルタが生んだ伝説のスペースについて。ここは、インドネシアはもちろん、東南アジア、否、世界にその名を馳せるアーティストランスペース『ruangrupa』です。

    お話をきかせてくれたのは『ruangrupa』の古株、アーティストでディレクターの一人でもあるReza Aflsinaさん(左)と、これからの『ruangrupa』を背負って立つ若きキュレターのLeonhard Bartolomeusさん(右)です。


    『ruangrupa』は6人のファウンダーによって2000年に設立。インドネシアの大きな変革の年となった1998年。『ruangrupa』はその歴史的なピリオド以前の夢であった「シェアリングの思想」を体現すべく15年以上にわたり様々な活動を続けてきました。現在のメンバーは約40人ほどで、アーティストだけでなくキュレーターも多数所属。年齢も20代から40代までとかなり幅があります。
    スペースの機能としては、ギャラリー、ワーキングスペース、ライブラリー、アーカイブスペース、ショップ、カフェ、レジデンス、そしてラジオステーションと本当に盛りだくさん。こうした活動に加えて、スペースの外でも、学生を巻き込んだアートプロジェクト、子供を対象としたエディケーショナルプログラム、また国内外の様々なリサーチ、国際展の企画運営、書籍の発行ならびにウェブマガジンの発信などなど、その活動は多岐に渡ります。これだけのことを同時に進行しているなんて、もはやアーティストランスペースというよりも巨大な文化組織といった感じ。会社のようなさぞかしかっちりした組織構造のもと、運営をおこなっているのだろうなと思いましたが、お二人の話を聞いていると全然そういう感じではないみたい。基本的に、興味があることがあったら、それをやりたい人がきちんと責任を持ってやる、というごくシンプルな感じだそうです。ただし情報の共有だけは皆できちんとしていて、『ruangrupa』で今何が起こっているのかはメンバーの皆できちんとシェアしている。その上で、適材適所、すべてのプロジェクトは進んで行くんだとか。なんとも理想的ですね。

    こちらギャラリー。

    こちらラウンジ兼ワーキングスペース。みんなでハングアウト。

    ショプではCDやDVD、書籍やTシャツなど様々なアートグッズが満載。

    こちらラジオ局「RURUradio」

    ゲームの部屋なんてのも。


    ただし、一人でも面倒くさいメンバーがいたりしたら、こうはいかないはず。気になって、どうやったらメンバーになれるのかを尋ねたところ、それにも特別な決まりはなく『ruangrupa』に遊びに来ている人たちが徐々にいろんな活動に関わるようになり、いつの間にかメンバーになっていたりするのだそう。こちらのアーティストがよく使う「オーガニック」な感じですね。だからなのか、みんなやたら仲がいい。年齢の差があってもヒエラルキーみたいなのは全然ないし、お互いに冗談を言い合って、みんなが気の合う仲間といった感じです。お酒を飲んだり、ゲームしたり、タバコ吸ったり、おしゃべりしたりするのと同じ感じで、アートのプログラムもみんなでこなす。仕事じゃないから生き生きしていて、かつ家族のように支えあってもいる。正直羨ましいです。オラも日本で体現したいズラ。
    ただこれだけの施設や規模を維持するのに結構なお金もかかるはず。そこらへんどうしているのか不思議に思い聞いてみましたが、数年前からヨーロッパの大きなグラントをもらっているのだそう。長きにわたってこうした素晴らしい活動を続けていれば当然な感じもしますね。ただそのグラントだけでなく、『ruangrupa』には、お金を作るためのファンディングチームもあるそうで、そちらでは助成金の申請などに加え国内外の企業や組織とのタイアップ事業も積極的に行っているとのこと。さすが抜かりないですなぁ。

    訪れた時はちょうどラジオ局『RURUradio』の2周年記念パーティーの日でした。人がいっぱい。

    みんな嬉しそう〜

    パーティーの後、一行はインドネシア数カ所の都市を回りながらラジオを流すツアーへと出発。

    各都市でライブやパフォーマンスを繰り広げラジオを放送するのだそう。絶対楽しいなこりゃ。


    シェアリングの思想と初めに書きましたが、『ruangrupa』では他の団体やプロジェクトとも積極的にコラボレーションを行っています。様々な問題を様々な人々とシェアすることで、知識やネットワークを広げていく。そうした成長こそ『ruangrupa』が、これまでもこれからも最も大切にしていることなのです。同じことを繰り返すのではなく、常に新しい繋がりを希求すること。閉じるのでなく、開き続けること。大きな組織でありながら、こうした試みを15年以上継続するなんて、普通なら絶対考えられません。
    世代交代といった大げさな言葉を使わずとも、自然と若い世代が集まり、ネットワークを広げながら今なお成長し続ける『ruangrupa』。マジで見習うことがありすぎました。さすが世界の伝説。脱帽です。

    みなさんでパチリ


    20世紀最後の年に生まれ、いまだ成長を続ける現在進行形の伝説
    http://ruangrupa.org/15/
    https://www.facebook.com/ruangrupa/?fref=ts

    夕暮れのサイゴン(!?)にて。

    次はインドネシア最後の目的地に乗り込みます

    ぽにょっ!!Ongoingでは現在、Ongoingの危険だから混ぜないでってだから言ったでしょこと柴田祐輔 & 山本篤による「柴田・山本のはじめてのフェブラリー 」が開催中。いよいよ今週末まで。行かないわけないでしょ。
     
    | - | 21:30 | comments(0) | - |
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